日日雑録

子どもたちとの生活、気になったことあれこれ

玉転がしおもちゃ考

Eテレの「ピタゴラスイッチ」が好きです。

中でもピタゴラ装置という仕掛けが連続して作動していくコーナーが好きで、子どもが生まれる前から見かけるとつい見入ってしまっていたのですが、そのピタゴラ装置に出てくる赤・青・黄のビー玉を主役に、ストーリー仕立てのものがあるのご存知ですか?

「ビーだまビーすけの冒険」というシリーズで、2019年のお正月に第三弾が放送された人気作です。
三兄弟が危機を回避して進んでいくのが本当にドラマチックで、我が家でも録画したのを親子で繰り返し見ています。



特に、いま1歳の下の子はこのビーすけが流れると手を叩いて大興奮。そういえば、おもちゃ屋さんでもビー玉がコロコロ転がるおもちゃが大好きで、いつも飽きることなく見ていました。

ちょうどクリスマスプレゼントを考えていた時期だったので、親子で遊べるおもちゃとして玉転がし(「玉の道」とも言うそうです。)を探し始めました。

まず、候補にあがったのは御三家とも言われている、キュボロ(クボロ)、クーゲルバーン、スカリーノの三種類。


トンネルのように見えないところを走るコースが作れるキュボロ

傾斜のついたレールでスピード感があるクーゲルバーン

傾斜がゆるいレールと落下パーツでピタゴラ装置みたいな緩急が楽しめるスカリーノ


と、それぞれ特徴はあるのですが、これらはすべて長く販売されていて長期使用に耐えられるという口コミもあり、買い足すのにもバリエーションが豊富で子どもはもちろん大人も楽しめそう。
しかし、その分とても高い…。


個人的にはキュボロが気になりますが、これは子どもが自分たちだけで遊ぶのはさすがにまだまだ難し過ぎるでしょう。

3~4 歳と少し対象年齢が低くて、あとでキュボロとも一緒に遊べるクゴリーノが良いかなと思ったら、折しも将棋の藤井聡太さんが幼少期にキュボロで遊んでいたとかで、全体的に品薄になって何年待ちとも…ネット販売では余計に値上がりしていました。



トイザらスのイマジナリウムにも木製の玉転がしおもちゃがあるのですが、店頭に置いてあった見本のパーツの端が欠けてしまっていたり、何ヶ所か転がりにくくなっていたりして耐久性が不安になってやめました。


ボーネルンドに売っているクアドリラも木製でクルクルと渦を巻いて落ちるパーツがあったり、はめて組み立てるタイプなので積むだけのものよりズレにくそうで小さい子にも遊び易そうでしたが、こちらもけっこう良いお値段で決めかねていました。


そんなときに友人宅でくもんのくみくみスロープを試す機会がありました。
こちらはプラスティック製でグッと安価。
落下するものなどパーツのバリエーションも豊富で、別の友人にも勧められたぐらいのヒット商品なのもわかりましたが、ブロック大好きな上の娘(4歳)でも組み立てに戸惑っていて食いつきも意外に良くなかったこと、縦に伸びる上に一本足で支える構造なので下の子の一撃で崩れたり、最悪割れてしまいそうで我が家の子どもたちにはこのタイプはまだ早そうと感じました。
小さい子のいないお家ならそんな心配もないのでおすすめできそうでしたが…


決めかねていたときにメルカリを覗いていると、

「あれ?」

なんだかみたことある感じの玉転がしを発見。

なんと、我が家の愛用ブロック・レゴデュプロに互換性がある玉転がしのパーツセットが売っていたのです!!


そもそも我が家ではブロックにはまって積み木の購入を見送ったので、木製の玉転がしにを拡張するのに使う積み木を持っていなかったのですが、ブロックならやたら大物を作りたがる娘にはちょうど足りなくなってきていたので、買い足すのにも一石二鳥。

他に似たような商品をググッてみたのですが、最初に見つけたものはキュボロのようなトンネルパーツや、くねくねスロープのような落下パーツがついていて、玉転がし用のパーツのみのセットになっていて、評判の悪い基本ブロックが入っていないのでそこはデュプロで揃えられるのも魅力的でした。

正直、互換性があるって言っても脱着しずらくない?とか、プラスティックなので耐久性も気になったのですが、持っているデュプロのドアパーツを通過させたり、動物や人形を配置してストーリー性を持たせたりできる!と舞い上がり、見本の大型コースを作るのに足りなかった分の基本ブロック100ケほどを同じメルカリで見繕っても送料込みで予算の1万円以内に収まったので、こちらに決めました。

結果、クリスマスの朝から親子で大ハマり。お姉ちゃんは慣れたブロックなので自分ですぐにコースを作り出し、下の子はごく簡単なコースを作ってあげると延々玉を転がして遊んでいました。

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ブロックなので工夫して組めば安定性が増すので、積むだけのものに比べると手先は鍛えられないかもしれませんが、ちびっ子の襲来に恐怖したり、ズレずに何度も繰り返し転がせるので「玉の動きをずっと見ていたい」という欲求がかなり満たされます。

それと、これが意外に良かったんですが、傾斜のあるパーツとないパーツが混ざっているので、転がるスピードに緩急がついて、コースを作るときに止まらず進めるか?というトライアンドエラーも楽しめます。

また、コースをきっちり繋がなくても大丈夫なので、途中でジャンプさせられたり自由度が高いです。

気になっていた脱着は、少し固いものもありますが幼児でも扱える程度でした。

デュプロとも互換性があるブロックラボから最近は観覧車のような回転パーツが出たので、組み合わせたら本当にピタゴラ装置みたいだな…と、今は試してみたくてウズウズしています。