日日雑録

子どもたちとの生活、気になったことあれこれ

子連れ台湾の食事(離乳食期)

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離乳食期の子どもと出かけるときに、何を食べさせるか?というのはいつも頭を悩ませると思います。
去年、私が台湾旅行したときは息子がまだ離乳食期でしたのでそのときの経験や調べたことを記しておきます。


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日本の離乳食ではまずお粥から始める方が多いと思いますが、台湾はお粥が比較的手に入り易いです。

ホテルの朝食の定番メニューですし、ガイドブックに載るような有名店も何カ所かあります。
台北ですと大安森林公園の東側、復興南路二段のあたりに夜遅くまで営業していて、ズラーッと並んだ小皿のおかずを選んでお粥をいただけるお店が何軒かあるようです。

場所によっては白粥ではなく鶏肉やさつま芋が入っていたりするので、離乳食で試してから行きました。

また、雑誌や書籍でよく台湾を紹介されている青木由香さんは、お子さんに離乳食としてお湯で溶くとクリーム状になる玄米を粉にしたものを食べさせていた、と著書「台湾の「いいもの」を持ち帰る」で紹介されていました。

台湾の「いいもの」を持ち帰る (講談社の実用BOOK)

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また、他にも主食としてコンビニや街中で饅頭(マントウ)という中華まんの皮の部分のようなフカフカの蒸しパンを売ってるので、それをちぎってあげたりしていました。これはほんのり甘くて、残ったのを食べるのも私は楽しみでした。

もし気に入ったら、チョコやチーズ、葱や里芋などを練り込んでいるものや、アンコやお肉など各種具が入ってるものもあるのでそちらを購入してみるのもオススメです。
(中にひも状にした生地を何本もくるんだ銀絲巻という種類のものは、レストランや夜市でたまに金絲巻という名前で揚げて練乳をかけて食べられます。揚げパン好きの方は是非是非♪)

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旅行中は野菜不足になりがちなので、私はよく見かける鶏のスープで煮た青菜や、茹で人参に卵を和えたものを取り分けてフタがおろし器になっているプラスチック容器でつぶしてあげていました。



この容器、100円ショップのセリアで購入したのですが、お皿としても使える上に、下はカップ型なので汁物もいけます。組み立て式のスプーンもついていてこれ一つで完結するのでお出かけにオススメです。

もし果物が食べられるなら定番のバナナも手に入りやすいですよ。
台湾バナナは熟してから収穫していることもあるのか、ネットリとして濃厚でとても美味しくて、子どもたちと競って食べてました。
スーパーや果物店にもありますが、コンビニでも手に入りますよ。

生の果実を使ったジュースもよく見かけますが、注文を受けてから切るところや、人気があるお店なら回転が速いので比較的新鮮なものをいただけます。
うちの子どもたちや夫はスイカが好きなのでよく飲んでいました。
コンビニになどに西瓜牛乳という紙パック飲料があるのですが、スイカ感が強めで日本のイチゴ牛乳フルーツ牛乳が苦手な私もゴクゴク飲めました。

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飲み物はミネラルウォーターを一日二本ホテルでもらうか買ってきて、一本はそのまま持ち歩いてもう一本にはいつも飲んでるティーバッグを入れて水出ししていました。

マグを持って行かなくても100均のストローキャップをつけておけば毎日新しいボトルに交換するので衛生面でも安心でした。

以前テレビでお茶屋さんがやってるのを見てから、水出し用の茶葉じゃなくても時間をおけば大体美味しく出ると試してわかったので家でも、とくに夏はほぼ水出しで夜に翌日分を仕込んでいます。

(私は妊娠中に鍼灸院で出してもらったタンポポ茶が気に入ってずっと飲んでいます。こちらはティーバッグで濃く入れるとタンポポコーヒー、1Lぐらいの水で入れるとお茶として飲めて、黒豆の香りがしてクセがなく飲みやすいです。大袋だとかなりコスパがいいです。)

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大豆が食べられるなら豆漿店という朝ごはん屋さんでは作りたての豆乳と一緒に先ほど紹介した饅頭や肉包(肉まん)、塩味のモチモチクレープで卵を巻いた蛋餅(ダンピン)、お店によっては小籠包まで調達できます。
持ち帰り用の外帯(ワイタイ)の列は混んでいても、中で食べる内用(ネイヨー)は空いていることも多いです。

少しでも大人と同じものを口にできると、子どもも満足して欲しがって泣くことが減るのでとても助かりました。

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あと国内でもよくやるのですが、少し味付けが濃かったり、ゴックンと飲み込むのがまだ上手くできないときには単純にお湯やお冷やで伸ばすだけでも食べられるものがグッと増えます。

麺は専用のカッターがなくても、食事のはじめに取り分けてお箸や指先で細かくしておいてあげれば子どもが食べる分ぐらいはすぐに用意できるし、スープをのばして余分な水分だけ切ってしまえば手づかみでも食べられるのでよくあげます。

ただ、暖かい汁麺だと子どもにあげている間にのびてしまうので、片方は乾麺やご飯ものにしたり、のびてもあまり気にならない米粉ビーフン)にしたりします。

とろみのあるスープに柔らかいにゅうめんのような麺線も食べさせ易いと思いますが、モツや牡蠣が入ってることが多いので少し離乳食が進んでからですね。幼児のお姉ちゃんは気に入ってパクパク食べていました。


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台湾は外帯(ワイタイ)と言って持ち帰りできるものが多いので、ちょっと疲れたときや天気が怪しいときはホテルの部屋で食べることが多いです。なので、お箸やスプーン代わりの小さいレンゲなどは使い捨てのものがすぐ補給できます。

そして可愛い紫ピンクの使い捨て食器各種が安くてすぐに手に入るので、取り分け皿にいつもごはん茶碗ぐらいのサイズの汁椀型を1袋買っています。
紙じゃないので、サッと洗えば何度か使えますよ。
赤ちゃんだった息子はこのお椀をひっくり返して、床を滑らすのが気に入って遊んでいました。お姉ちゃんはおままごとに使っています。

また、外でご飯を食べるときも夜市や食堂では飲み物や食べ物の持ち込み可なところが多いのでメニューにないものや大人しか食べられないものも買ってくれば一緒に食べたりできますよ。

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せっかくの旅行中、子どもも大人もお互い食べる幸せを堪能できるといいですね。

子連れ台湾の宿泊先選び(0才8ヶ月ハイハイ期)

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赤ん坊、とくにハイハイ期の子がいると泊まる場所には頭を悩ませると思います。

高いベッドから落ちると困るからベッドが壁付けできるか?とか、床やベッドの下とか小さなゴミやホコリが落ちてることがあったりするので土足の絨毯だとちょっと安全面や衛生面に不安があるな、とか。

かといって、家でも使ってないベビーベッドのサークルの中で満足するとは思えず、、、

去年の5月に台湾旅行が決まったとき、とりあえずは先人たちのブログや宿泊予約サイトをググりまくって、台湾には日式(Japanese Room)という靴を脱いであがるフローリングのお部屋があるというのがわかりました。

(余談ですが、韓国ではオンドルという種類のお部屋は入り口で靴を脱ぎ、床に布団を敷いて寝るタイプで、これはベッドから落ちる心配もないし赤ちゃん連れには助かりました。)

・・・しかし、なかなか思うように見つからない。

最低限、絨毯でさえなければ入口付近で靴を脱いで除菌シートで床を拭けば有りだなと思ったので捜索範囲を広げた結果が以下です。


(※現状と合っていないこともあると思います。予約する前に直接問い合わせるなどして下さい。)

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台北

■懐寧旅店(キーマンズホテル)
台北中正區懷寧街1号

https://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g293913-d1196217-Reviews-Keymans_Hotel-Taipei.html

台北駅徒歩圏内。

・日式タイプの部屋あり(Japanese Triple Room)。
予約サイトだと扱ってなかったりするので、私は直接ホテルのサイトから予約しました。
http://www.keymans.com.tw/about_jp.php

・近くにリスがいる大きな公園(二二八和平公園)があるので、子どもを遊ばせに行くのに便利です。ちなみに、遊具は南側にあります。(観光スポットとして有名な中正記念堂も近くにありますが、少し歴史を調べてみるとこの二つの公園についてまた違った側面が見えてくると思いますのでそういった意味でもおすすめです。)

・ホテル内にランドリーはありませんが、西門駅のほうに何分か歩くとコインランドリーがあります。

・朝食バイキングに白粥があるので、離乳食期の子に助かりました。残念ながら美味というほどではなかったです(^-^;)大人は控えめにして、近くに食べ物屋さんたくさんあるのでそちらでどうぞ。

■スターホステル台北(信星旅館)
台湾台北大同區華陰街50號4樓

https://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g293913-d6925013-Reviews-Star_Hostel_Taipei_Main_Station-Taipei.html

台北駅徒歩圏内。MRT空港線の出入り口に近い方なのもポイント高いです。問屋街の華陰街や乾物街の迪化街、寧夏夜市も徒歩圏内。

・ゲストハウスですが個室の種類が何種類かあって、大人4人泊まれるファミリールームも有ります。
宿の入口で靴を脱ぐタイプのようです。
共有空間のデザインが秘密基地みたいでワクワクする作りです。

・シャワーのみでバスタブはないようです。

・ゲストハウスなので他の旅行者の方と接する機会が多そうです。それも良い経験になりそうで気になるのですが、人気があり過ぎて連泊で予約を取るのが難しかったので断念しました。

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台南

鐵道平價大飯店(鐵道Hotel
台湾台南成功路2號1楼

https://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g293912-d3441878-Reviews-Tie_Dao_Hotel-Tainan.html

・台南駅前(新幹線じゃない方の駅)。
ロータリーに面していて、バス停も目の前。

・とにかく、安い!ツインで3,000円台で泊まれました。
1階のカフェテリアみたいなところの奥がカウンターになっています。

・日式タイプの部屋が有るということでそれを期待して行ったのですが、低層階からリフォームが進んでいるようで案内された部屋はフローリングタイプになっていました。
子連れだと、音漏れの点からリクエストしないと低層階に案内しているそうです。

・ホテル内にランドリーあり。

・1階のコンビニで使える金券を朝食代わりにもらえました。

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この他に実は高雄にも泊まったのですが、フローリングタイプの部屋は予約が一杯だったりして見つけられず、結局は清潔感重視で選んだ普通の部屋に泊まりました。

高雄は暑くて、5月上旬でしたが日中は外遊びも短時間しかできず、もし次の機会があれば地下鉄乗換駅の美麗島近くの清潔で子連れに人気というゲストハウスのあひる家(鴨家青年旅館)さんや、
https://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g297908-d2103209-Reviews-Ahiruyah_Guesthouse-Kaohsiung.html

コメントで子連れ率が4割(!)というクンシャンデザインインホテル(宮賞藝術會舘)
https://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g297908-d2073636-Reviews-Kung_Shang_Design_Hotel-Kaohsiung.html

なんかには泊まってみたいな、と思います。

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日本ではなかなか見かけないと思うんですが、台湾では暗くなっても公園によく遊んでる子がいるのでうちの上の子は一緒になって遊んでいます。日中は暑すぎるので、理にかなってるんでしょうね。

遊んでいた子のお母さんと少し話してみると、共働きなのでご飯は帰りに外で済ませて、その分親子で少し遊んでから帰るそうです。

うちは夫が休みがあまりないうえ長時間労働でほとんど家にいないのでいつもやることに追われてヘトヘトで、たまの旅行中ぐらいしかゆっくり遊ぶ余裕がないので、たまに外食にして公園に寄って帰るのもありだな、子どもが起きてる時間に夫が帰ってくるといいなぁ、と思ったのでした。